ペーザロ・ロッシーニ
音楽祭鑑賞ツアー
イタリアの北東部マルケ州、アドリア海に面した風光明媚なペーザロは作曲家ジョアキーノ・ロッシーニの生地で、毎年ロッシーニ・オペラ・フェスティバルが開催されます。
ペーザロ・ロッシーニ音楽祭とは
若き日のロッシーニの肖像 |
1980年にロッシーニ生誕の地ペーザロで始まったこの音楽祭は、ザルツブルク音楽祭やバイロイト音楽祭に匹敵する上演水準でも有名です。
学問的な研究を基盤にした取り組みでも知られ、1984年にアバド指揮で《ランスへの旅》を蘇演して脚光を浴び、リッチャレッリ、カバリエ、ヴァレンティーニ=テッラーニ、ホーン、デヴィーアらの出演でベルカントの復興にも寄与しました。
1989年にアカデミア・ロッシニアーナを創設して歌手の発掘と育成にも力を注ぎ、23歳でデビューしたフローレスが瞬く間にベルカント・テノールの最高峰に成長を遂げたことは皆さんご存知でしょう。会期は8月お盆前後の2週間。オペラ3演目をメインに若者公演《ランスへの旅》、有名歌手によるベルカント・コンサートを含めた多彩なプログラムも魅力的です。
観客の約6割が女性でリピーターも多く、34か国から訪れる外国人が約65%を占め、日本人の観客がフランス、ドイツ、イギリス人に続いて4番目に多いことも満足度の高さを証明します。
ツアー同行講師
水谷 彰良氏
略歴
1957年東京生まれ。音楽・オペラ研究家。日本ロッシーニ協会会長。
講師からのメッセージ
昨年始まったロッシーニ没後150年の催しは、今年も続きます。ペーザロでは国立ロッシーニ博物館の開館が予定され、ロッシーニ音楽祭の40周年も話題となっています。このツアーはザルツブルクとペーザロの2都市を巡り、最初に訪れるザルツブルク音楽祭にてバルトリ主演《アルチーナ》をご鑑賞いただきます。続いて古都ヴィチェンツァ近郊の宿泊を経てペーザロに移動し、ロッシーニ音楽祭の3演目──習作期のオペラ・セリア《デメトリオとポリービオ》、新演出のオペラ・ブッファ《ひどい誤解》、オペラ・セリアの最高峰《セミラーミデ》新演出──に加えてフローレス、ブラウンリー、ミード、ペルトゥージら最高のメンバーによるガラコンサートをご鑑賞いただきます。別手配にて、ザルツブルク音楽祭のクルレンツィス指揮《イドメネオ》、ムーティ指揮ウィーン・フィルによるヴェルディ《レクイエム》、バレンボイム指揮の演奏会、ペーザロのオペラ・コンサートと若者公演《ランスへの旅》もご用意しました。魅惑の2都市でオペラと演奏会を贅沢に楽しむペーザロ・ロッシーニ音楽祭&ザルツブルク音楽祭10日間、是非ご一緒しましょう!水谷彰良氏によるツアーのレポートはこちらからお読みいただけます。
「ペーザロ・ロッシーニ音楽祭ツアー」ギャラリー
ロッシーニ劇場
ロッシーニの家
ロッシーニの像
ロッシーニ劇場の緞帳
ロッシーニ劇場内部
ロッシーニ劇場の天井
ペーザロの大聖堂
ロッシーニの家の展示
ロッシーニ音楽院
ペーザロの海
アドリアティック・アレーナ
ペーザロ
晩年のロッシーニの写真(水谷彰良氏所蔵)
晩年のロッシーニのカリカチュア(水谷彰良氏所蔵)
2009年8月 故アルベルト・ゼッダ先生のファーノのお宅にて
ロッシーニ劇場の前でドイツ・ロッシーニ協会事務局長レート・ミュラーと
音楽評論家 水谷 彰良と行く ペーザロ・ロッシーニ音楽祭&ザルツブルク音楽祭10日間/ペーザロ滞在8日間
<2019年8月14日/16日出発>
これまでのツアー実績
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く チューリヒ・オペラフェスティバル&イタリア名門歌劇場めぐり 9日間<2015年7月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く ザルツブルク聖霊降臨祭 7日間<2014年6月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く ザルツブルク聖霊降臨祭&チェコ 9日間<2014年6月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く イタリア夏の音楽祭&トスカーナの世界遺産めぐり 10日間<2013年8月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く ヨーロッパ夏の音楽祭めぐり 10日間 <2012年8月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く ザルツブルク聖霊降臨祭&名門歌劇場めぐり 9日間<2012年5月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く ヨーロッパ夏の音楽祭めぐり 9・10日間 <2011年8月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く ヨーロッパ夏の音楽祭めぐり 10日間 <2010年8月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く ベルカント・オペラへの旅 10日間<2010年6月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く 「ペーザロ・ロッシーニ音楽祭」と「ザルツブルク音楽祭」 10日間<2009年8月出発>
- 音楽評論家 水谷 彰良と行く 「ペーザロ・ロッシーニ音楽祭」と「ザルツブルク音楽祭」 10日間<2008年8月出発>