寄港地・時期で選ぶ

日本国内クルーズでは、北海道、瀬戸内海、屋久島など日本の風景を楽しみながら、東北三大祭りや徳島阿波踊りを観光する夏祭りクルーズなどが人気となっています。八丈島や沖ノ鳥島で鯨やアホウドリを見るクルーズも船でなければ味わえない大自然です。
外国クルーズは船によって様々。また、冬には暖かい地方へ、夏には逆に涼しい地方へと、ベストシーズンの海域を選んでツアーコースを設定している船会社も少なくありません。
下記に、特に人気のある海域・コースと、ベストシーズンをご紹介致しましょう。

アジア地域

アジア各地を周遊する、日本発着クルーズとシンガポール、バリ、レム・チャバン(バンコク外港)、香港などのハブ・ポートを発着する2~6日間の周遊クルーズが主体となっています。
地域にもよりますが、1年中コースの設定できる人気の海域。また、長江やイラワジ河、メコン河などのリバークルーズもお勧めです。

主な寄港地

コロンボ、シンガポール、ポートケラン、ペナン、プーケット、クチン、コタキナバル、レムチャバン、ホーチミン、マニラ、セブ、廈門、青島、香港、基隆、上海、釜山、済州島など

オセアニア/ミクロネシア/南太平洋

サイパン〈イメージ〉

日本発着のオセアニア・クルーズは定番クルーズとして毎年、運行されるようになってきています。
日本が真冬にあたる1~3月がお勧め時期です。

主な寄港地

グアム、サイパン、ハワイ諸島、ヌーメア、ケアンズ、シドニー、ホバート、オークランド、フィヨルドランド、クライストチャーチ、タヒチ、モーレア、ボラボラなど

北欧・西欧海域

バルト海横断では、6万総トンを越える大型クルーズ・フェリーが就航しており、日本人の利用も多くなってきています。6~9月がベストシーズン。また、ライン川、セーヌ川、ローヌ川、ボルガ川、ドナウ川などのリバークルーズも特に人気があります。

主な寄港地

サザンプトン、コペンハーゲン、アムステルダム、ロッテルダム、ストックホルム、ヘルシンキ、エジンバラ、ルーアン(パリ)など

地中海・エーゲ海

サントリー島〈ギリシャ〉

地中海、エーゲ海周遊クルーズは1日~10日間程度までバラエティに富んだ日程で多くのクルーズ客船が運航されています。5~9月がベストシーズンで、古代遺跡や個性的な港町が多く、世界的なクルーズ・エリアとなっています。

主な寄港地

イスタンブール、イラクリオン、オデッサ、カサブンカ、カンヌ、サントリーニ、ジェノバ、ジブラルタル、チベタベッキア、ナポリ、ニース、バルセロナ、パレルモ、ピレウス、ベネチア、モンテカルロ、ミコノス、リスボン、ドブロブニクなど

米・カリブ海

マイアミを基点にバハマ、プエルトリコ、メキシコなどを訪れる4~7日間の短期クルーズが定期的に運行されています。北米各地から、マイアミ、フォートローダディールへの航空網と定期クルーズをリンクした「フライ&クルーズ」が主体で、北米太平洋岸から世界最大のクルーズ・エリアになっています。1年中常夏のクルーズが楽しめるのも魅力の1つ。

主な寄港地

マイアミ、フォートローダディール、ナッソー、カンクン、コズメル、グランドケイマン、オーチョリオス、サンファン、セント・ジョン、セントトーマス、キュラソーなど

アラスカ海域

5~7月の初夏にバンクーバーなどからアラスカへ北上するクルーズ。フィヨルドや氷河見物やサーモンの遡上など雄大な自然の生態やゴールドラッシュ時代の開拓地を楽しみます。

主な寄港地

バンクーバー、シアトル、ケチカン、シトカ、ジュノー、スワード、アンカレッジなど