客室(キャビン)で選ぶ

現在のクルーズ客船は、モノクラスといって、どのクラスのキャビンに泊っても船内施設の利用にほとんど制限はありません。かつては二等、一等、特等などの等級がつけられていて、客室が違えばダイニングも別で、利用できる施設にも差がつけられていましたが、一部を除いて、現在はあまり大きな差はありません。

キャビン・カテゴリーというのは、〈1〉客室の広さ(面積)〈2〉位置(配置)〈3〉キャビン内の付帯施設(バスタブ、シャワー、ベッド数など)基本3条件の違いを表しています。カテゴリーの呼び方は客船によって違いますが、高いほうから、スイート、セミスイー卜、デラックス、ステートなどのように表現され、海側か内側か、ベランダがあるかないか、何階のデッキかなどでクラスが分かれており、自分の好み、クルーズ・スタイルに応じて選ぶことができます。

料金の高いキャビンは上層階にありますが、海面からの高さがあるほど揺れるが大きくなるため、キャビンは寝るためだけに帰ると割り切って低層階のリーズナブルなキャビンを選び、船内のアクティビティ等を楽しむという方もリピーターには多いものです。

また、客室は、1部屋2人使用が基本ですが、船によっては、ファミリー利用のために4人で使用できるキャビンや、一部の客船には1人で旅する人のためのシングル用キャビンもあります。一人部屋がない時に、一部屋を1人で使用する時には、2人使用の時に比べて、120%から200%という割り増し料金になりますが、これも客船によって異なりますので、事前にお問合せ下さい。
また客船によって、相部屋設定がある場合があり、これならば、割り増し料金無しで乗船できます。