台湾

見どころ

愛しの台湾

台北101

初めて台北を訪れたときのことです。出発前から目星をつけていたお洒落なインテリアショップを目指して地図を片手に街を歩いていたらいつの間にか道に迷ってしまいました。大通り沿いにはいるものの、中心部から離れたせいか、人通りもまばらです。

台湾では日本語が通じる人が時々いますが、英語を話す人はあまり多くありません。公用語である北京語がまるでダメな私は道を聞けそうな人がいないかきょろきょろしていました。すると、小学生くらいの女の子がトコトコと近づいてきて、私と一緒に地図を見てくれようとするのです。少々スレた旅行者の私、こんな時どうしてもチップ目立てのサービスやスリを警戒するのですが、彼女はジェスチャーで方向を教えてくれて、こちらが理解すると、はにかんだ笑顔を見せて去って行きました。

この時だけでなく、台湾では通りすがりの人や初対面の人の親切にずいぶん助けてもらいました。慌ただしい雑踏の中で他人に無関心になりがちな日々のなか、見知らぬ都会で出会う人の温かさにふんわりと心が温かくなりました。こうして私はすっかり台湾好きになったのでした。

小龍包

旅の楽しみである「食」も、文句なしに魅力的です。美味しく、しかもリーズナブル。高級店から夜市の屋台まで楽しみは尽きません。南国らしいフルーツも種類豊富で楽しいので、果物好きの方はぜひフルーツショップを覗いてみてください。
日本にも出店している鼎泰豊の小龍包は定番ですが、日本には無いフィリングのものがあったりして、やっぱり本場は面白いのです。

観光の目玉でもある夜市は地元の人や観光客で大いに盛り上がります。日本人にも食べやすい「ちまき」のような餅米の軽食から、日本ではなかなかお目に掛かれない豆腐の珍味やブラッドソーセージのような、ちょっと勇気のいるものまで、手頃な価格で試すことができます。怪しげなビンロウジの売り子がいるのも夜市の雰囲気に一役買っています。夜市の一角のかき氷の専門店は、その後日本でのブームの火付け役になっただけあって、数十種類のフレーバーが圧巻です。

九ふん

台北から少し足を伸ばすと、ノスタルジックな坂の町、「九ふん」にも日帰りで行かれます。赤い提灯が揺れる情緒ある佇まいは雰囲気抜群。細い道の両側に並ぶお店を冷かしながら散策するのがおすすめです。抜群の眺望のレストランやカフェもあるので、たっぷり時間を取って訪れたいものです。階段が多いので歩きやすい靴でどうぞ。

散策が楽しい台湾。気が付いたら歩き疲れて脚がパンパンなんていうこともあります。そんな時は、本場のマッサージでリフレッシュ。手頃な価格でしっかりとしたケアを受けることができます。

台湾のクルーズ

主な寄港地情報

クルーズのコースによって寄港地は異なります。

クルーズ客船で行く場合、港は基隆、花連、高雄の港に入港します。

オプショナルツアーでは、基龍からは九ふん、故宮博物院、中正紀念堂、台北市内観光など、花蓮からは松園別館、港天宮、太魯閣国立公園、九曲洞など、高雄からは蓮池潭、旗津、仏光山などを訪れます。

オプショナルツアーの内容はクルーズによって異なりますので、ご参加いただくクルーズのスケジュールでご確認ください。

写真はすべてイメージです。

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