ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニューイヤーコンサートとウィーンの年末年始
世界最高のオーケストラのひとつ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。 その本拠地ウィーンの楽友協会の大ホールで、1月1日に催される“ニューイヤーコンサート”。
このコンサートは、指揮者の選出にウィーンフィルのメンバーの意見が大きく影響し、指揮者にとって、このコンサートの指揮者に選ばれることは、世界最高のオーケストラに指示された証明として、最高の栄誉とされています。
2002年に小澤征爾氏がこの特別な演奏会の指揮者として選ばれました。それから毎年日本にも衛星生中継されるようになったこともあって、今では年末の恒例として広く一般にも知られるようになりました。(因みにこの演奏会は今では世界40か国に衛星中継されています。)
特別な演奏会だけに、本来はそのチケットは一般に出回りません。いろいろなルートで手配することはできるのですが、やはり価格は決して安くはありません。いえ高いです。
ただ、衛星中継こそありませんが、実は、同じ指揮者とオーケストラメンバー、同じ演目、同じ会場で12月30日と31日にも、演奏会があります。 こちらのほうは、比較的廉価で手にはいります。
この時期のウィーンは、この“ニューイヤー・コンサート”を中心として、市内の代表的な3つの歌劇場、2つのコンサートホールで、クリスマス・シーズンに劣らない、素晴らしいオペラ、演奏会が連なります。 例えば、楽友協会と並ぶすばらしいコンサートホール、コンツェルト・ハウスでも、毎年、世界最高の指揮者のひとりでもある常任指揮者の指揮で、“第九”が演奏されています。
日本では大晦日のベートーヴェンの第九交響曲「合唱付」が定着していて、これは日本独特な特異なものだ、と断言する方もいらっしゃいますが、いえいえ、実はウィーンでも、年末年始の定番として設定されているのです。
オペラは、この時期のお約束として、オペレッタ『こうもり』や『セビリアの理髪師』、バレエ『くるみ割り人形』といった年末年始の雰囲気に相応しい、楽しい演目が続きます。
日本の“本物”に決して劣らない、素晴らしいおせち料理を召し上がっていただける日本食レストランもありますから、ウィーンの年末・年始は、 音楽好きの方には、素晴らしいものになること請け合いです。
|
現在受付中のツアー
過去のツアー実績
ヨーロッパ/アメリカの音楽祭情報
ヨーロッパ/アメリカの歌劇場/コンサートホール/オーケストラ情報
お電話: 03-6774-7940
郵船トラベル 音楽・美術ツアーデスク